春の気配と、みなかみの冬の変化

春の気配と、みなかみの冬の変化

最近、急に暖かくなってきましたね。

2月10日を過ぎると、なんとなく「春が始まる」という自分なりの基準があります。
雪は太陽の光を浴びてゆっくりと溶けはじめ、あれほど軽かったパウダースノーも、少しずつ姿を変えていきます。

「ああ、パウダーの季節が終わるなあ」

毎年この時期になると、少しだけ寂しくなります。


今冬も、ガラスとスノーボードと除雪の日々でした。
雪が少なかったこともあり、体感としてはあっという間。短い冬だったように思います。

厳冬期(1月上旬〜2月上旬)の約1ヶ月間、温泉街からは日本人のお客さんがぱたりといなくなり、パウダースノーを求めてやってきた外国の方々が、ゲレンデ帰りにちらほらと歩いています。

この期間に来店されるのも、ほとんどが外国の方。
日本人は2割ほどです。


コロナ前から外国のお客さんは増えていましたが、以前は北欧やヨーロッパ、アラスカなど、普段から滑り込んでいる“コアなスキー・スノーボーダー”が多く、毎年続けて来てくれる方も何組かいました。

けれど今年は、そうしたコアな方々の姿があまり見えず、どこか「大衆化」した印象を受けました。

あの人たちは、どこへ行ったのでしょう。

さらに奥地の、まだ知られていないパウダースノーを求めて移動したのか。
それとも、別の国へ向かったのか。

事情はそれぞれでしょうが、
「みなかみの雪」も、もう穴場とは言えなくなってきたのかもしれない——そんなことを感じた冬でした。


2月20日を過ぎると、滑りに来ていた外国の方の姿も少なくなり、温泉街はまた、いつもの静けさに戻っています。

雪が溶け、春が近づく。
少しの寂しさと、次の季節への準備。

また来年、どんな冬になるのか。