雪国です

今年もすでに1ヶ月が終わってしまいます。

冬のこの時期に毎年やるイベントがあります。
それは、屋根の雪下ろし。

昨日は綺麗な青空で除雪日和です。
こんな日はどの家も除雪しています。

道具を準備して、
はしごを使ってビビりながら屋根に上がります。
屋根に上がったら、とりあえず命綱のロープの固定です。

屋根の縁へ移動すると、顔の高さまで雪が積もっています。
まず、足場を作って、ガシガシ雪を落としていきます。
どんどん掘って、最後に氷が出てきます。
この氷を砕いて落とさないと雨漏りの原因になるので、屋根を傷つけないよう、氷を割ります。

周りを見渡すと、3件屋根の雪下ろしをしています。
誰も命綱をしていません。

天気が良いので、気温が上がってくると角度のある屋根の雪は「サーッ」と音を立てて落ちていきます。
そんな時、屋根に上がっているのは危険です。

すぐ近くの民宿で、3名で雪下ろしをしていました。

雪下ろしを開始して30分位経過した時、
「うわっ」て声が聞こえたので、そちらを見ると、
民宿の屋根の雪かきをしているおじさんが、雪と共に滑って、屋根から道路へ落ちました。
1階の屋根に当たって落ちたので、大丈夫かなーって思っていたらピクリともしていません。
一緒に作業している他2名は、屋根の反対側にいて気付いていません。
「落ちたぞー!」って叫んでいたら気付き、
負傷者の元へ駆け寄っていきました。
「救急車を呼びますかー??」って叫んだら、
「お願いしまーす」ってきたので、呼びました。

頭を12針縫う怪我だったようですが、入院せず帰れたみたいです。

そういえば、屋根から落ちて入院したって人、
改めて考えると周りに結構たくさんいます。

天気の良い今日は、雪国では何人屋根から落ちたのだろう・・・

命綱なしでは、屋根の雪下ろしはしないと、また心に誓う日でした。